リスボンへの夜行列車
グレリゴリウスはアマデウの本に出会って、その本が自分のために書かれた本だと感じ、彼に会いに旅に出る。
映画、『リスボンの手紙』を観て本を手にしたのですが、この『リスボンへの夜行列車』は自分にとって、アマデウの本が、グレリゴリウスに与えたと同じような衝撃がありました。
時折、言葉の奥に隠されたものを全身に感じられるように、繰り返し見つめたり、目を閉じ、その空気を感じながら読み進めました。
前回、「それだ!」と思ったにもかかわらず、ブログに書くのを忘れていた言葉。
『無神論の神父』
この矛盾する言葉は、そのようになれたなら素敵だな。という憧れのようなものを感じさせてくれました。
それにしても、素晴らしい言葉の数々。
映画も素晴らしい作品でしたが
小説は、より深く、たくさんの事を考えさせてくれました。