やまのトムさん
…
いーですね。
本当に。
これが幸せでないのなら
何を幸せと呼べば良いのでしょうか。
ですが、もし、自分が若い時にこの場にいたとして
何を手に入れることができただろう。
きっと、本能で感じる幸せに恐れ、反抗していたのではないだろうかと思う。
全てが当たり前の事ばかり。
ただ、これだけ人格者に囲まれるという事、それだけは、きっとすごい事で、奇跡だと思う。
それぞれ、年齢や、性別に関係なく
個人を尊重し、さりげないけれど
誰にもできないような優しさを持っている。
(ついでにそれぞれ何かと器用)
その優しさは、その人のセンスも含まれているのだと思う。
はじまりから終わりまで、胸に温かさを覚え
その原因を探ってみたけれど
電子機器が無いとか、自然とか
ネコとか…
それらは絶対的なものではなく
人間そのものなのだと感じました。
(そうでなければ、これからの未来は闇でしかない)
ラストのシーンは、最高!
素敵すぎる!
トキさんはさりげなく持ってきて
ハナさんもさりげなく受け取ったけれど
あのシュチュエーションで
あの粋な心遣いには…
もう、死んでもかまわない! 笑
というか、瞬間的に人生の幕が落ちてくれやしないだろうか。
そのくらい生きている喜びを感じれたであろうなというほど、トキさん素敵でした。
幸せというのは、外からでなく
内なる自分から始まるのだということ。
それは心の部分。
心を賢く、純粋にできる自己鍛錬の必須さ。
この作品の中身は
さりげない世界と生き方。
そして、
さりげない幸せが、沢山詰まっていました。