リスボンに誘われて

生涯のうち、何度自分自身へ反乱出来るだろう?

もし、今ある状況そのものが自分を押し殺していると、薄々ながら気付いていたとしても、その状況から抜け出す行為(今ある場所から逃げる)、また、反乱を試みることは、きっと誰にとっても、困難であり、大きな勇気が必要なのだと思います。

なぜならば、今ある責任、安心を放棄する行為は、危険に晒され、人からの嘲笑を受け、それにともなう孤独という重圧は、容赦なく押し寄せてくるばすだと予測してしまうからかもしれません。

主人公のグレゴリウスは、あるきっかけにより、自分の生きた人生、そのもの全てを置き去りにして、突然(先生でありながら授業中に抜け出す)旅へと赴きます。

それは、まるで自分の為に書かれたかと思えるような、本との出会いがあったからです。

 

その事件は、隠された恋のように静かに忍び寄り、平凡であるけれど、信頼された不自由のない人生に終わりを告げ、保身的なグレゴリウスを、大胆な行動へと導きました。

 

そして、グレゴリウスは、その本を書いた人物に会うために他国へ赴き、その人物を取り巻く人々に出会い、その人達の歩んできた歴史を知り、なぜ自分は、いまさら、その様な思想に駆られているのか?
また、なぜそのように生を生きれなかったのか?と、貪欲に彼らの過去を追求していきます。

 

熱き想いや、たくさんの知識が、頭の中に存在したとしても、ただ閉じ込めてしまったままでは、知恵と呼べないばかりか、その知識自体が、時に自分自身を苦しめるものへとなりかねません。

 

グレゴリウスは、期待されないように、また、悲しまないように人と接してきたように生きてきた様にみえましたが、その心に眠らせていた強き想いに、火が灯ることで、自分自身に反乱を起こし、積極的に他人と繋がりはじめます。

 

ですが、その転機のきっかけとなるものは、決して劇的なものではありえない。と、この映画では語られていました。

 

映画『リスボンに誘われて』予告編 - YouTube

 

リスボンに誘われて [DVD]
 

 

骸骨考:イタリア・ポルトガル・フランスを歩く

骸骨考:イタリア・ポルトガル・フランスを歩く

 

 
の文中で、強く勧めていた映画だったので、そんなに?と思い観賞しましたが、とても胸打つ映画で、原作のほうも読んでみたいと思いました。

 

キャビニティ

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状態は良くないとのことでしたが

弾いてて音も出るし、良い音するし、

見た目はボロくても構わないので、

いいじゃーん♪

なんて、弾いていたら、最近時折音が消える?

現象が発生。

 

仕方なくキャビニティを開けて点検すると…

これはヒドイ!

配線は何故か至る所で、継ぎ足しているし

イモハンダばかりだし、てか、すでに浮いてるし!

その他にもスイッチも、金具割れてたりと、これでよく音出てたなぁと、逆に感心してしまった(O_O)

 

なので一掃しました。

(スイッチの割れは修復)

 

で作業始めて気付いたのは

ポットなど、外さずに、そのまま配線頑張ったんだろうなぁと思いました。

つけたままでのハンダ作業は難しそう💦

 

ケーキいただいて、その箱があったので使わせてもらうことに!

 

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ちなみに、これは入っていたケーキ!

美味しかった(≧∀≦)

 

で、外組した後、取り付けて完成!

 

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なかなかいー感じ!

ですが、取り付けた後、少し修正しようとしたら早速コテで線を焼いてしまった。

やっぱりそのままでは無理がありますね。

 

サガン ー悲しみよこんにちはー

サガンの『悲しみよこんにちは』を読んだ時は、かなり衝撃をうけました。

そして巻末に、書かれていた
彼女の年齢とその生涯にも…

 

映画では、その生き方が描かれています。
18歳で完成した『悲しみよこんにちは』は
彼女にたくさんの富をもたらします。

その額は、当時日本円で、360億円にものぼります。


映画で、「おいおい」と思わずつっこみたかったシーンの一つに
その多額のお金を手にした彼女は、父親に電話で、「こんなたくさんのお金、何に使えばいいの?」と相談しますが
「その歳なんだ。全部使ってしまいなさい」
「あっはっは」
と言い放ちます…

 

「マジか!すごいな!絶対言えないわw」

というのが素直な感想 笑

 

サガンは、『早熟』で『過剰』だと言われていたようです。
明晰な頭脳を持ちながらも、早くに覚えてしまったアルコールと薬物。


車も好きで、そしてスピード好き、一度は事故で、本当に死ぬ寸前までいっています。
(この時のモルヒネは、死ぬまで依存することになります)

 

知的で、頭の回転がはやく、気取ったところがないけれど、熱く強すぎるくらいのパッションは、ブレーキさえ破壊しているように感じますが、とても寂しがりで、孤独というものを常に感じているようでした。
(映画中の引用で、『恋の挫折は、自分自身の挫折に他ならない。』『人生は孤独そのものだ』というのは、とてもサガンらしさを感じ、好きな言葉です)


好きなものは好き!嫌いなものは嫌い!と
まさに末っ子らしい?彼女。

 

常に危うさの中に身を投じ、その中に存在する真実に、幸福を感じとる…


その繊細で明晰な頭脳は、時という過酷を知り、ただ生きるということは、それだけでも大きな戦いなのだと認識しているようにも感じれました。

 

最後に…

 サガンを演じる、シルヴィー・テステューの顔や見た目が、トーベ・ヤンソンに似ていて、たまに勘違いしそうになりました 笑

 

 

 

フローランテと風媒花

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先日行ったフローランテ。

チューリップ…祭り?

とても綺麗でした!

 

写真の花壇が一番好きでした♪

 

帰りに、ハンバーグが食べたいと

グーグルマップさんにお尋ねしたところ

風媒花というところが気になって

行って来ました。

 

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これが大当り!

ものすごく美味しかった(´∀`*)

(肉汁ブシューです!)

お店の人も、素敵でした。

(ハンバーグのたねの空気を抜くパンパンという音にも、癒された♪)

近くにあったら呑みながら食べたい!

風媒花 [宮崎県宮崎市阿波岐原町/ステーキ、ハンバーグ]の店舗情報 - Yahoo!ロコ

T2 トレインスポッティング

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ふと寄ったカフェの本棚で、トレインスポッティングのVHSを発見し

懐かしいなぁ…

なんて思い、再度鑑賞したあと、ネットで続編の存在を知り、なんてラッキーなんだ!と

わくわくしながら、公開を待ち望んでいました。(パネルを見つけた時、思わず、写メってもらうw)

 

20年という月日は、当然ながら、老いという、残酷さをもちあわせます。

彼らは、確実に老い(もちろん自分も)を感じさせますが、それは外見だけなのかもしれません。

それは、彼らはやつぱり彼らなのだという、

安心感を感じさせ、良くも悪くも、強いカリスマ性を持っていました。

 

社会から見放された存在だと、認識している彼らは、ヘロインに依存したり、盗みをしたりと自暴自棄に生きていました。

ですが、その生き方をジャッジするような映画ではありません。

(そもそも、人への人生ジャッジは、自分を肯定し心の隙間を満たす為のようにも思えますしね。)

 

女性は、しっかりと地位を築く反面、

男性陣は…男とは結局のところ、過去の熱くなった輝き(大体酷いものでしょうが…)を捨てきれない生き物なのでしょうか?

 

そこから決別しようと、必死でフタで覆い隠し、大人なんだと言い聞かせることで、忘れてしまえるほど、それは単純なことではなさそうです。

 

あれだけの裏切りをしたにもかかわらず、レントンは、本当の自分を知っている場所に帰ってしまいますが、

そこで、 クールに大人を感じさせる発言は、的を得ているものの、魅力もヘッタクレもなく、退屈そのもの…(少なくとも映画にはなりそうもない)

 

心から楽しみ解放している場面では、身体は踊り、言葉は、熱を帯びます。

 

それは時に、女性をひどく退屈にさせ、その冷めきった目を直視するのに、そこに酒も友もなければ、武器もなしに、ドラゴンと対峙するようなもの。。

 

ですが、真剣さと心が伴った時、その熱は女性を覆い尽くすほど、魅力が溢れ出るようです。

 

心を活かし続けるということは、実はとても難しく、複雑なことで、誰もが自分で思ってるほど、活かしきれていないのかもしれません。

 

映像は、予告編では、綺麗な映像に違和感を感じずにいられませんでしたが、

本編では、あまりに素晴らしかった!

色使いが素敵で、あり得ないような、影の使い方も好き。

1で、影響が最も大きかったのは、音楽かもしれませんが、2でも最高!

初っ端から、リズムに合わせて身体を揺らしたくなりました。

 

あと、いろいろと他の作品をリスペクト?しているようなところも好きです。

例えば、デヴィッド・ボーイレコードのジャケットがチラリと見えたり

会陰の説明を聞かせるシーンは

ベルベット・ゴールドマイン

 

 

 

のワンシーンを感じさせられたり…

 

1ですが、あの便器の中に潜り込むシーンは

トマス・ピンチョンの『重力の虹

 

トマス・ピンチョン全小説 重力の虹[上] (Thomas Pynchon Complete Collection)

トマス・ピンチョン全小説 重力の虹[上] (Thomas Pynchon Complete Collection)

 
トマス・ピンチョン全小説 重力の虹[下] (Thomas Pynchon Complete Collection)

トマス・ピンチョン全小説 重力の虹[下] (Thomas Pynchon Complete Collection)

 

 

を読んだ時、ハーモニカを追ってトイレの中にの所を読んだ時に、もしかして!とも感じさせてくれました。(と言いつつ過去の重力の虹 | GAKU日記をみたら全く読み解けてない模様w)

 

その他、インテリアや色使い、どれも参考にしたいものばかり!

 

やつぱり、やつぱり…

トレインスポッティング

最高でした!

囀る魚

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本好きのための物語とは、どういう物語だろう?

と同時に表紙のデザインも気に入り、手にしました。

 

読んでみると、なるほど!と、頷けます。

とくに、たくさんの文学が、随所に登場し

物語に素敵に、色をつけていきます。

 

文学と言っても、何から手を出せばいいのだろう?と思っている方には、ブックガイドにもなるかもしてません。

 

 

「多くの人が、読書を通じてはじめて自分自信をしるのだ」

 

とありますが、過去を振り返り、いろいろと読んできた本を想い、今を見つめると、

確かにその通りかもしれない。

と感じることができました。

 

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作中にも出てくる

『アンナ・カレリーニナ』

持っているけれど、なかなか手強そうで

手をつけていない…

 

今年中に、挑戦しよう! …かな〜 汗

 

囀(さえず)る魚

囀(さえず)る魚

 

 

 

春!春?

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今年も、ついに春到来♪

サクラを見ると、本格的に春を感じます。

 

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花があれば、団子あり。

 

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イチゴもみずみずしい(°▽°)

大きいイチゴって、歯ごたえがあって

それでいて甘い(写真は、あまおう)

もはや違う食べ物に思えてしまう。

 

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ガーベラは、派手で好き。

チューリップもキレイ♪

 

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いただいた、お酒。

「秋元神社って前に言ってましたよね」

と言って、持ってきてくれました。

よく覚えるな〜!

男性なのに、びっくり。

 

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こちらもいただき物。

トウトウのロールケーキ♪

久しぶりに食べました。

ちょうど良い甘さで美味しい♪

 

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最後は、友達からのプレゼントで、

ギターグッズ🎸

サクラのピックでしめます。

春の訪れ、いろいろでした(´∀`)