刑事ヴァランダー
とても濃ゆいお友達のオススメ、刑事ヴァランダー。
彼女が言うなら間違い無いだろうと、早速見始め、一気にシーズン2まで鑑賞し終えました。
舞台は、北欧スウェーデン。
ということで、まずインテリアが良い。
とても美しい(白夜も良い)
ものすごくシンプルで洗練されています。
この国で作られたのもや、共通点があるようなモノしか写っていません。
なので、自分の身の回りを見ると結構がっかりします 笑
現代は、100円均一など、安く便利なものが充実していますが、伝統的なもので統一させることは、ものすごく難しいだろうなぁと感じました(日本が日本らしいというのは明治維新前までだろうか?というか、神様でも文化でも日本ってウエルカム精神が旺盛だなと改めて感じました)
1話90分ありますが、ストーリーが素晴らしく、ぐいぐい引き込まれていきました。
何よりすごいと思ったのは、演技力。
心と体の矛盾を演じるレベルがとても高いです。
そして人間味あふれる感じがとてもリアル。
優しくしたり冷たくなったり、みんなで毛嫌いしたりと…
物語と物語の空白の部分が結構大きく、一体あなたは何をやらかしたの?なんて思いますが、そこを想像させてくれる雰囲気も楽しめます。
そのようなものを感じるか感じないかで、このドラマの評価は大きく変わりそう。
人の内面に興味のある方におすすめなドラマでした。
もうひとりのシェイクスピア
面白かったし美しかった。
時系列が結構前後するので、時々、あれ?となりましたが
大きな事実は最後まで隠され、そして様々な謎が、みごとに氷解するストーリー展開も良かったです。
この映画を観ていると、政治というのは、少なくても100年以上先を見ることができる人が、なるべきなのだろうなぁ。
だとか、
とんでもない天才、芸術家は、一つのこと(テーマ)没頭できることが、まず第一条件なのだろうなぁとか、
エリザベス1世は、もう処女どころじゃないじゃんw
などなど、色々と考え、感じさせてくれました。
確かに、シェイクスピアは謎が多く、大した教養もなくあれだけのものが書けたとは、手放しで信じることができません。
途中、出てくるセリフに
「あれを書いたのは貴族だろ?」
と、ストレートな言葉で、ベンが問い詰められるシーンは、とても説得力がありました。(でも、石川啄木も大した教養もないのに英語なんかも喋れていたんだよな…なんて思ったり…)
フィクションとはいえ、実在した人物に役が当てはめらていて、妙に説得力ある映画でした。
パイナップルのマフィン
丸ごとパイナップル切って食べてみると
美味しいの酸っぱいのか、うーーん…って感じの味。
まだ桃のマフィンのレシピが頭にあったので、置き換えて作ってみました。
ゴルゴンゾーラは使いませんでしたが、
南国ぽく、小麦粉の1/3をココナッツ粉にしてみました。
全部混ぜたところ。
あと、濃厚すぎるかなと思ったので
砂糖とバターも前回より控えめに。
ガシガシとした食感になって、良い感じに仕上がりました♪
ストーカー アンドレイ・タルコフスキー
もし訪れることで願いが叶う部屋があるのならば…。
ほとんどの人は、その部屋を訪れることを望むと思います。
ですが、叶えられることは、表層的願望でなく、意識下にあるものだとしたら。。
意識下にあるものは、人の本性や煩悩
それは、皆、成長する過程で、理性を育み、どうにか飼い慣らすことで
他と繋がり、善良な存在だと信じて生きていると思います。
ほとんどの人が望むものは、華々しい何か(お金や権力、発明など)だと思いますが、意識下に眠る望みは、本人ですら分からないもの…。
手放しで、自分自身の善を信じることは、とても難しく、高尚な人ほどに、その難解さを知っているような気がします。(そして、多分この部屋にたどり着けるためには、その苦悩を知るものだけ)
つまり、意識下の願望が叶うことが、幸せになる。というわけではないということ。
ラストの、妻の告白のシーンと、娘のシーンは、それまでの物語を一気に盛り上げてくれる力があります。
映画は、とても静かで、時間も長めです。
SF映画とありますが、その要素は少なく?
人が持つ意思の事柄と、社会、文明が個人に望む事柄の違い
また、苦痛があることで現れる希望や喜び。
そのようなことを無視して幸せを知ることはできない。
快楽=幸福ではなく
幸せとは、自分自信で創造していくもの…。
そんなこと感じさせてくれた映画でした。
V.
トマス・ピンチョンの作品にふれるとき、理解を試みるというより、ちょっと高尚…というより様々な概念を、一気に体験してみよう。
そんな心持ちで読んでいます。
今回読んだV.は、前に読んだ、重力の虹よりも、理解できるかも!
なんて読み進めていると、途中でしっかりと迷子になっている。。
(ひどい時には、V.を読んでいるのか、違うものを読み出したのかと思わないでもない)
常に、よく分からないけれど、全く分からないわけではない…。
そして、時折訪れるひらめきに喜びを感じる。
もうそれだけで十分じゃないかと自分に言い聞かせています 笑
V.〈上〉 (Thomas Pynchon Complete Collection)
- 作者: トマスピンチョン,Thomas Pynchon,小山太一,佐藤良明
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V.〈下〉 (Thomas Pynchon Complete Collection)
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