もうひとりのシェイクスピア

面白かったし美しかった。

 

時系列が結構前後するので、時々、あれ?となりましたが

大きな事実は最後まで隠され、そして様々な謎が、みごとに氷解するストーリー展開も良かったです。

 

この映画を観ていると、政治というのは、少なくても100年以上先を見ることができる人が、なるべきなのだろうなぁ。

だとか、

とんでもない天才、芸術家は、一つのこと(テーマ)没頭できることが、まず第一条件なのだろうなぁとか、

ベンの苦悩は、アマデウスサリエリを思い出すなぁとか、

エリザベス1世は、もう処女どころじゃないじゃんw

などなど、色々と考え、感じさせてくれました。

 

確かに、シェイクスピアは謎が多く、大した教養もなくあれだけのものが書けたとは、手放しで信じることができません。

途中、出てくるセリフに

「あれを書いたのは貴族だろ?」

と、ストレートな言葉で、ベンが問い詰められるシーンは、とても説得力がありました。(でも、石川啄木も大した教養もないのに英語なんかも喋れていたんだよな…なんて思ったり…)

 

フィクションとはいえ、実在した人物に役が当てはめらていて、妙に説得力ある映画でした。

 

 

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