父の日ごはん

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サーモンのソテー、アボカドソース

コンソメスープ

フルーツ

の三点。

  

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コンソメスープ。

まるごと野菜が美味しそう(°▽°)

 

というか、全部美味しかった♪

アボカドソースは、マヨネーズとレモンと塩胡椒でシンプルな味付け。

エビにも最高に合うだろうなぁ♪

 

ズッキーニはオーブンで焼いて、ポテトは塩とパセリのシンプルなもの。

 

父も満足していたようで、よかった。よかった。

 

盗賊とサムライ魂 音楽は動物パーティー

オレが尊敬しているのは
ロビンフッド石川五右衛門だ。

最近のダンの決め台詞だ。

「オレが盗みをするのは、ただ金を稼ぐ事が好きなやつか、ただ金を使う事が好きなやつだけだ。そしてそれが悪いヤツなら完璧だ。
あいつらはもっともらしい事を言うが
ただそれだけなんだ。
貧しかろうとリッチだろうと命の重さに変わりはない。
みんなの心の奥底を覗けば、そんなことは一目瞭然だ。けどな…」

そして、これはずっと言い続けているダンの決め台詞。

「オレにはサムライの魂がある」

石川五右衛門ってのはサムライなのか?
刀なんて持ってたか?」

「ちっ、これだからなクリスチャンてやつは。
いいか、サムライってのは心の持ち方なんだ。
魂だ。
オレはサムライに会ったことがある。
だからわかる」

ダンが会ったサムライは
日本から無理やりこっちに飛ばされた
やはり石川って男だ。
日本人を嗅ぎ分けれるというダンは
石川を見つけると我を忘れて喋りまくった。
その内容ってのは、たいていは神の前で懺悔しなきゃならない内容だ。
(何しろ盗賊に憧れているんだからな)
石川は、英語なんて喋れないから、焦りながらも、怒ったような顔でずっとだんまり。
ダンは、ふと我に返って
「カタジケナイ」
と日本語であやまったら
石川は、突然知っている言葉が出てきたので
そんな時代遅れな言葉に反応して
ただおうむ返しに
「かたじけない」
って返しただけだ。
それでも感動したダンは
「オ、オナマエ、オシエテ、クダサイ」
と緊張した面持ちで聞くと
「石川だ」
と、こちらも緊張してたのか言葉短めに伝えた。
憧れの石川五右衛門の子孫だと信じたダンは
「オォ、ー」
と恍惚な表情で
涙を流しながら感動したのだという。

とまあ、話してみたが、ダンからしたら異議があるみたいだ。
実際、俺もジョニーも、今じゃ石川はサムライなんだと思ってる。
それはまた気が向いたら話す。

音楽でもかけよう。
えーっと、動物パーティって曲だ。

 

自信たっぷりでいてくれ
なんで人は蔑みを身につけたんだ
怒って怒って怒って
メッセージを伝えておくれ

動物パーティー
ど真ん中で踊っていよう
乾いた空気 燃えるテキーラ

あんたのことが大好きなんだ
未来の事なんてこれっぽっちも考えられない
シャンペンを飲もう 浴びるほどに
さらけ出すのさ どこまでもマヌケな姿を

自信たっぷりでいてくれ
あんたの女の事なんて聞いてない
怒って怒って怒って
メッセージを伝えておくれ

動物パーティー
ど真ん中で踊っていよう
乾いた空気 燃えるテキーラ

あんたのことが大好きなんだ
未来の事なんてこれっぽっちも考えられない
シャンペンを飲もう 浴びるほどに
外そう 抑え込み続けたあいつの首輪を

あんたのことが大好きなんだ
未来の事なんてこれっぽっちも考えられない
シャンペンを飲もう 浴びるほどに
さらけ出すのさ どこまでもマヌケな姿を

気まぐれ天使

「さっき気付いたんだ」

丸くほっそりとしたコロナビールの瓶にタバコを投げ入れ、歪みを効かせた音しか鳴らさないジョニーは、わざわざアンプまで赴きクリーントーンに切り替え、大げさなピッキングで、オープンGを鳴らしたかと思うと、ボリュームを緩やかにゼロまで絞り、こう喋り始めた。

「おれは今までずっと蜜を探し求めて生きてきたけれど
おれの中で蜜を作る事が大切なんじゃないかって」

「そしたらさ、ブルーバードは、追っかけなくても、あっちのほうから、この肩にとまってくれるんじゃないかな?」

ジョニーは神の啓示でも聞いたかのように興奮している。
小さく震えているのは、嬉しさからなのか、怖れからなのだろうか?
それは、謎だけれど、大した問題じゃない。
ヤツは話し続ける。

「なぁ〜、あんたも一緒にやろうよ!一緒にやればさ、期待も高まるじゃんか」

おれは、ジョニーの言葉をビールごと一緒に、グイッと全部飲み干し、答えた。

「ジーザス…」

「お前の口から、そんなのが飛び出るなんて世界の終わりでも来るんじゃないか?」

とったこともないテストの点数を差し出した子どものような目で、ずっとこっちを見ている。
それだったらかける言葉は、決まってる。

「そうだな。おまえの言う通りだ」

得意げで少し不安げな顔は、満面の笑みに変わった。

「だっろぅぅぅ!」

「でもな、蜜だったら、バードじゃなくてバタフライだ。ジョニー。幸せの青い蝶々ちゃんだ」

「そうか!さすがラストだ!そうだ!そうだ!蝶々ちゃんだ!」

「ダン!カウントだ!」
「世界がひっくり返るヤツをやるぞ」


ワン、ツ、スリー、フォー!

オレを弄んだローラちゃん
あのボインは彼方へ去った
おれの愛は嘆きで満たされた

でも構わない
沢山の蝶が飛んでくる

よりどりみどり
様々な蝶が肩にとまる

秘訣を教えてやるよ
蜜を追うな
蜜を作れ

 

ダンは、合いの手で、ボインだの作れだのと叫んでいる。

ギターアンプは、クランチの音色できらびやかに叫ぶ。

 あれはツーブロック先の楽器屋で失敬したFENDER '65 TWINREVERB。

扉を蹴飛ばして2人が息切らしながら現れた時は、正直ビビったもんだ。

 なにしろあの日は、ジョニー愛しのローラの結婚式。

 「ローラが結婚しちまう!さらわなきゃ!ダン!一緒に来い!」

 と怒り狂ったジョニーは

 「いやだ!オレは物は盗むけれど、人を盗むほどおちぶれちゃいない!」

 なんて嫌がるダンを引きずって出て行き、デッカいものを2人で抱えこんだ姿を見た時は、本当にやりやがったのかと思った。

 

後から、ダンに聞いた話しじゃ、
「本当にやる勢いだったんだけれど、ローラの幸せそうな姿を見たら、ジョニーのやつ一気に落ち込んじまって…。

思うんだけど、あいつは自分を白馬の王子なんかと信じてたんじゃないのかな?

それからは、ありったけの罵声を、繰り返し繰り返し吐きまくって、、それが、オレが知ってる言葉より3つは多く言ったんで感心したよ。
そしたら急に泣き出すもんだから、お前が欲しがっていたFENDER '65 TWINREVERBをさらいに行こうぜ!オレが手伝ってやるよ。って言ったら、これまた急に元気になったんで、一気にやっつけたってまでさ」

 

 オレってすごい良いヤツだよな!
キチョーな男の中の男だぜっ!
ダンは誇らしげだった。

 


雨は今日も降り続ける。
ブルーな日に気まぐれに舞い降りた天使。
詩までは呟かなかったのだろうか。
でも、悪くない。ふざけた様な人間の言葉の中にでも神は宿る。

気付く人間は、ほんの僅かだが、神様ってやつと幸せってやつは、いつだってそうだ。そんなもんだ。


ベースを手にとり、チューニングしながらおれは、最後にひとりごちた。


「この世界に神の加護があらんことを…」

「アーメン」

アンプの掃除

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アンプのカバーを外して、ほこりの除去や、接点の復活。

 

あわよくば、コンデンサーもパワーアップさせようかと思ったけれど、けっこう大変ぽいので断念w

 

けれど、音はけっこう良くなった。

満足♪

 

 

 

ビフォア・サンセット

クラクラするほどに緊張感漂う恋愛映画。

 

調べてみると3部作の中の作品。

多分前作で熱愛し、その後、出会えずに9年ぶりに奇跡の再会という感じ。

 

それぞれの人生には、たくさんの色を塗り重ねてきたが、2人の描く絵は、あの時から止まったまま。

 

それぞれの歩んだ人生の絵を見せ合い、その互いの絵の中に自分が存在するのだろうか?しないのだろうか?と、気付かれないように?思案しつつも、いっそのこと、今訪れている幸福感の中へダイブし、飲み込まれてしまえれば!という衝動に抗い、会話の中で過去、現在、未来を確かなものは何ひとつ無いと知りつつも探る。

 

劇中では、ずっと会話で埋め尽くされています。

その会話も、幸せ、愛、信仰などに対し、様々に議論し、ユーモアを交え(ユーモアを交えれるところに大人を感じれます)時には、駆け引きをし、時に、想いをぶつける。(まあ、恋を重ねた女性の賢さに、男性が敵うはずはありませんが…)

 

その議論は、今まで読んできたいくつかの本の復習にもなり、そこは個人的に良かった。

 

約80分くらいの短い映画ですが、無駄なところがひとつもなく、ラストの締め方も、最高!!

 

恋愛映画は観ないけれど、教養は好きという方にもおすすめです。

もちろん、恋の辛さ、嬉しさを感じたい方はぜひ!