ビフォア・サンセット
クラクラするほどに緊張感漂う恋愛映画。
調べてみると3部作の中の作品。
多分前作で熱愛し、その後、出会えずに9年ぶりに奇跡の再会という感じ。
それぞれの人生には、たくさんの色を塗り重ねてきたが、2人の描く絵は、あの時から止まったまま。
それぞれの歩んだ人生の絵を見せ合い、その互いの絵の中に自分が存在するのだろうか?しないのだろうか?と、気付かれないように?思案しつつも、いっそのこと、今訪れている幸福感の中へダイブし、飲み込まれてしまえれば!という衝動に抗い、会話の中で過去、現在、未来を確かなものは何ひとつ無いと知りつつも探る。
劇中では、ずっと会話で埋め尽くされています。
その会話も、幸せ、愛、信仰などに対し、様々に議論し、ユーモアを交え(ユーモアを交えれるところに大人を感じれます)時には、駆け引きをし、時に、想いをぶつける。(まあ、恋を重ねた女性の賢さに、男性が敵うはずはありませんが…)
その議論は、今まで読んできたいくつかの本の復習にもなり、そこは個人的に良かった。
約80分くらいの短い映画ですが、無駄なところがひとつもなく、ラストの締め方も、最高!!
恋愛映画は観ないけれど、教養は好きという方にもおすすめです。
もちろん、恋の辛さ、嬉しさを感じたい方はぜひ!
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歌うクジラ
この小説で、描かれた未来は、なかなか暗く重い。
かなりの暗黒世界ですが、あけすけな利己主義な世界平和が蔓延していますが、それに至るまでの筋はしっかりと通っていて、とても驚かされます。
タイトルからして、ちょっとファンタジーのようなものかな?
いや、村上龍でそれはないかと手にしましたが、これは、ディストピア ファンタジーでした。
自分の思考が、どれだけ閉鎖的で服従しているのか。
服従そのものは良しとしても、思考停止だけは避けていかなければと思いました。
かーなり暗く重い物語ではありますが、光もあります。
それは、あたりまえのような言葉ですが、物語の闇は深いので、それは輝き、とても大切な事だと感じさせてくれました。
リスボンへの夜行列車
グレリゴリウスはアマデウの本に出会って、その本が自分のために書かれた本だと感じ、彼に会いに旅に出る。
映画、『リスボンの手紙』を観て本を手にしたのですが、この『リスボンへの夜行列車』は自分にとって、アマデウの本が、グレリゴリウスに与えたと同じような衝撃がありました。
時折、言葉の奥に隠されたものを全身に感じられるように、繰り返し見つめたり、目を閉じ、その空気を感じながら読み進めました。
前回、「それだ!」と思ったにもかかわらず、ブログに書くのを忘れていた言葉。
『無神論の神父』
この矛盾する言葉は、そのようになれたなら素敵だな。という憧れのようなものを感じさせてくれました。
それにしても、素晴らしい言葉の数々。
映画も素晴らしい作品でしたが
小説は、より深く、たくさんの事を考えさせてくれました。
母の日
母の日〜ということで
感謝の気持ちをこめてごはんを作る。
花はchihiro masuda (@878kiitos) • Instagram photos and videosさん
パスタに
サンドイッチ!
ワンピースとゆるっとできるズボンもプレゼント。
おまけ?で父にもシャツをプレゼント。
喜んでくれたようでよかった♪