あなたの人生の意味

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アメリカで50万部!ということに驚き、思わず手にした本です。 

 

今の時代、今までの常識は大きく変化し、成功、特別な自分、謙虚でなく自己顕示する。

この様な事柄が良しとされることが多くなりました。

もちろん昔より今の方が良い時代だと言えますが、テクノロジーが進化し、コミュニケーションは、騒がしくなり(どうでもいいような情報が多過ぎる)

ひとり、孤独に自分の内面と対峙することが難しくなりました。(小さな自分とか子供ともよばれたりしますね)

 

その内面の、自分の声はとても小さく、そしてその声は、決して世俗的な願望、特別な自分などでなく、謙虚で、他を思いやれる精神です。

人は、失敗をしても、そこから学び、成長していくことができます。

 

そのような大切な人間の美をたくさんの例にあげて書かれていました。

 

自分を証明する事も良いですが、その呪縛を解放し、己の内面を見つめ、幸せを知るという事も決して疎かにしてはならないと感じました。

 

著者は、TEDにも出ていました。


デイビット・ブルックス: 人生の集約は、履歴書と追悼文のどちらに? | TED Talk | TED.com

 

 

あなたの人生の意味――先人に学ぶ「惜しまれる生き方」

あなたの人生の意味――先人に学ぶ「惜しまれる生き方」

 

 

 

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ

「今、実はガンダムにハマってるんだわー」

「知ってる?オルフェンズ?」

なんて話しをしたら

いまさら?的な感じで返されたけれどw

ようやく観終わった 鉄血のオルフェンズ

良かった!あれは素晴らしかった!

と終わりたいところですが、熱が冷めないうちに、ぐたぐだと感想というか、見解を書いてみた。。

 

 

オルガの迷い


オルガは、優れたリーダーシップを持ち、鉄華団を、ミカを導き、幸せにするという目標がある。
けれど過去にいた状態が最低だということは、単純に解りうるのだが
幸せという定義は、とても曖昧なものになってしまう。
あまりに自由であれば、糸の切れた凧のように危うさがある。
また、組織が大きくなり、そこに政治が絡めば、組織以外の世論とも絡んでゆき、繋がるパイプも、起こりうる偶然も、様々に交差し始める。


持っている素質がどれだけ素晴らしかろうと、政治や組織との繋がりが出はじめれば、教養が無いことは、大きなデメリットとなる。
いっぽう、クーデリアは、無下に押し殺されている人々を助ける希望になりたいと奮起し、鉄華団と共に駆け上る。

 

その道の途中、ただ上を目指す手段だけが、幸せではないのでは?と、オルガに伝える者も現れるけれど、ミカという存在は、オルガの可能性を最大限まで信用し、そのうえミカは、自分の強さを過信したり誇示するどころか、無視し(というか、オレの力、存在はオルガの一部だよ。という感じ)俺たちに見合う場所はどこ?オルガの見たい世界はどこ?と、彼を上へ上へと押し上げる。
(そもそも天国とは、地獄の深さに比べれば、基準が圧倒的に曖昧だ。それだけモラルというものは、人それぞれであり、また、知り得る知識、快楽、男女よって違うだろうし、そこには大きな隔たりがある。だが、痛み苦しみ悲しみは、どんな人にも共通で分かりやすい。しかも地獄というくらいだから、モラルという足枷は無いので、どこまでも想像を膨らませられ残酷に掘り下げることができる。)

 

ミカは、人とは違い、限りなくシンプルでスマートな言葉を話す。
強さや後ろ盾がなければ、その率直さに感じる怖ろしさ故に、人はその対象を潰してしまおうと弄ぶだろうが、彼は、あまりに強く、迷いなく、(そのうえ、後ろにはオルガが存在している)正論を持ち合わせ、その目は、どこか厳しい判事ような光を持っている。


オルガにとってもクーデリアにとっても、ミカは、愛の対象であり、オルガは、鉄華団の太陽であろうと、クーデリアは、人々の太陽であろうと、がむしゃらに、不器用に足場を固めて突き進む。


どちらも、特にオルガは、ミカを見ることで、答え合わせのように喜びを認識するが、それは失望されることを恐れを抱いているからかもしれない。
事実、中盤では、ミカの言葉に恐れる様子もあった。けれども、ミカはオルガを、どこまでも強く大きく信頼している。
だからこそオルガは、自分の持つ器以上の物事に進む足を止めない。

 

どこがゴールなのか、何がゴールなのか、わからないまま進むということは、怖い。
目隠しをされ、どんな場所にいるかも知らないまま、闇の中を歩かされているようなものだ。だが、そこに自分の事をなによりも信じている、愛を感じる存在(例えば子供のような存在)が共にあれば、魂を奮い立たせ、恐怖を克服し、足を一歩でも先へと運ぶに違いない。
だからこそオルガにとって、手本となる兄貴分、ナゼの存在は大きい。

 

このアニメでの理想は、どこまでも仲間、家族を信頼し、ブラフ無しに純粋なままの人間らしさを貫き通す美しさがある。(つまり大体のおとなが失ったものを、まだ持っている。)
反面、マクギリスは、孤独を愛し、孤独に執着し、罪を背負い、その重みをバネに、この世界の歪みを正そうと、固執する。


とまあ、この感想は、まだ途中まで観ての感想。

 

ラストを観た感想は、人生の最後、その時にこそ人は人生で求め続けた答えを、悟れるチャンスがあるのかもしれず、人生は長さでなく質なのだろうと感じれました。

 

ガンダムシリーズを最初から最後まで観賞するのは初めて。(こんなに面白いなんて!)

 

何気なく語られる言葉にも、様々な真理、答えが練りこんである。

 

今、ふと思い出すのは、アキヒロの
「知らねえし、いらねぇ!」って言葉。
知らないものは、欲することはない。
つまり、いらねぇものは、知りたくもないという、今という瞬間を生きる!言葉。
アキヒロらしく、その真理をすばりと放つ、気持ちよさがあった。

 

最後に。
誰が一番好きかといえば…
終わってみれば、意外とタロットカードの0の数字、愚者感じさせてくれたシノかな。
あれでいて、けっこう天才肌な気がする。(だいたいにおいて天才肌ってタイプは、イラッと?させることがうまいw)
例のシーンには、スラムダンクの山王戦、三井のスリーポイントのシーンを彷彿したなぁ。まあ、性質は、ミッチーというより花道だけど。

 

そういえば、どの人物もタロットのカードで説明できる??ってくらい性格が分かれていて、しっかりとした癖がある。
その視点で考える事も面白いかも。。

 

 

 

 

リスボンに誘われて

生涯のうち、何度自分自身へ反乱出来るだろう?

もし、今ある状況そのものが自分を押し殺していると、薄々ながら気付いていたとしても、その状況から抜け出す行為(今ある場所から逃げる)、また、反乱を試みることは、きっと誰にとっても、困難であり、大きな勇気が必要なのだと思います。

なぜならば、今ある責任、安心を放棄する行為は、危険に晒され、人からの嘲笑を受け、それにともなう孤独という重圧は、容赦なく押し寄せてくるばすだと予測してしまうからかもしれません。

主人公のグレゴリウスは、あるきっかけにより、自分の生きた人生、そのもの全てを置き去りにして、突然(先生でありながら授業中に抜け出す)旅へと赴きます。

それは、まるで自分の為に書かれたかと思えるような、本との出会いがあったからです。

 

その事件は、隠された恋のように静かに忍び寄り、平凡であるけれど、信頼された不自由のない人生に終わりを告げ、保身的なグレゴリウスを、大胆な行動へと導きました。

 

そして、グレゴリウスは、その本を書いた人物に会うために他国へ赴き、その人物を取り巻く人々に出会い、その人達の歩んできた歴史を知り、なぜ自分は、いまさら、その様な思想に駆られているのか?
また、なぜそのように生を生きれなかったのか?と、貪欲に彼らの過去を追求していきます。

 

熱き想いや、たくさんの知識が、頭の中に存在したとしても、ただ閉じ込めてしまったままでは、知恵と呼べないばかりか、その知識自体が、時に自分自身を苦しめるものへとなりかねません。

 

グレゴリウスは、期待されないように、また、悲しまないように人と接してきたように生きてきた様にみえましたが、その心に眠らせていた強き想いに、火が灯ることで、自分自身に反乱を起こし、積極的に他人と繋がりはじめます。

 

ですが、その転機のきっかけとなるものは、決して劇的なものではありえない。と、この映画では語られていました。

 

映画『リスボンに誘われて』予告編 - YouTube

 

リスボンに誘われて [DVD]
 

 

骸骨考:イタリア・ポルトガル・フランスを歩く

骸骨考:イタリア・ポルトガル・フランスを歩く

 

 
の文中で、強く勧めていた映画だったので、そんなに?と思い観賞しましたが、とても胸打つ映画で、原作のほうも読んでみたいと思いました。

 

キャビニティ

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状態は良くないとのことでしたが

弾いてて音も出るし、良い音するし、

見た目はボロくても構わないので、

いいじゃーん♪

なんて、弾いていたら、最近時折音が消える?

現象が発生。

 

仕方なくキャビニティを開けて点検すると…

これはヒドイ!

配線は何故か至る所で、継ぎ足しているし

イモハンダばかりだし、てか、すでに浮いてるし!

その他にもスイッチも、金具割れてたりと、これでよく音出てたなぁと、逆に感心してしまった(O_O)

 

なので一掃しました。

(スイッチの割れは修復)

 

で作業始めて気付いたのは

ポットなど、外さずに、そのまま配線頑張ったんだろうなぁと思いました。

つけたままでのハンダ作業は難しそう💦

 

ケーキいただいて、その箱があったので使わせてもらうことに!

 

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ちなみに、これは入っていたケーキ!

美味しかった(≧∀≦)

 

で、外組した後、取り付けて完成!

 

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なかなかいー感じ!

ですが、取り付けた後、少し修正しようとしたら早速コテで線を焼いてしまった。

やっぱりそのままでは無理がありますね。

 

サガン ー悲しみよこんにちはー

サガンの『悲しみよこんにちは』を読んだ時は、かなり衝撃をうけました。

そして巻末に、書かれていた
彼女の年齢とその生涯にも…

 

映画では、その生き方が描かれています。
18歳で完成した『悲しみよこんにちは』は
彼女にたくさんの富をもたらします。

その額は、当時日本円で、360億円にものぼります。


映画で、「おいおい」と思わずつっこみたかったシーンの一つに
その多額のお金を手にした彼女は、父親に電話で、「こんなたくさんのお金、何に使えばいいの?」と相談しますが
「その歳なんだ。全部使ってしまいなさい」
「あっはっは」
と言い放ちます…

 

「マジか!すごいな!絶対言えないわw」

というのが素直な感想 笑

 

サガンは、『早熟』で『過剰』だと言われていたようです。
明晰な頭脳を持ちながらも、早くに覚えてしまったアルコールと薬物。


車も好きで、そしてスピード好き、一度は事故で、本当に死ぬ寸前までいっています。
(この時のモルヒネは、死ぬまで依存することになります)

 

知的で、頭の回転がはやく、気取ったところがないけれど、熱く強すぎるくらいのパッションは、ブレーキさえ破壊しているように感じますが、とても寂しがりで、孤独というものを常に感じているようでした。
(映画中の引用で、『恋の挫折は、自分自身の挫折に他ならない。』『人生は孤独そのものだ』というのは、とてもサガンらしさを感じ、好きな言葉です)


好きなものは好き!嫌いなものは嫌い!と
まさに末っ子らしい?彼女。

 

常に危うさの中に身を投じ、その中に存在する真実に、幸福を感じとる…


その繊細で明晰な頭脳は、時という過酷を知り、ただ生きるということは、それだけでも大きな戦いなのだと認識しているようにも感じれました。

 

最後に…

 サガンを演じる、シルヴィー・テステューの顔や見た目が、トーベ・ヤンソンに似ていて、たまに勘違いしそうになりました 笑